百鬼夜行と暴走族 壱
え、しゃべれんの!?
「悪いんだけど本家まで雷斗くんたちを乗せて欲しいの」
「...早く乗れ」
俺たちの側に地響きがしながら巨体を横たわらせた
「ちょっと怖いかもしれないけど我慢してくれるかな」
仕方ないか
ここはどこかわからねえし、乗せてくれるっていうしな
「あ、ありがとうございます」
皆で蛇の上に乗る
…うわ~なんか感じたことない感触
気持ち悪いってか、怖いわ
でも我慢しかねえよな
「じゃ、帰ろっか」
百鬼夜行は列をなして歩き出し始めた