百鬼夜行と暴走族 壱



え、しゃべれんの!?


「悪いんだけど本家まで雷斗くんたちを乗せて欲しいの」


「...早く乗れ」


俺たちの側に地響きがしながら巨体を横たわらせた


「ちょっと怖いかもしれないけど我慢してくれるかな」


仕方ないか


ここはどこかわからねえし、乗せてくれるっていうしな


「あ、ありがとうございます」


皆で蛇の上に乗る



…うわ~なんか感じたことない感触


気持ち悪いってか、怖いわ


でも我慢しかねえよな


「じゃ、帰ろっか」



百鬼夜行は列をなして歩き出し始めた


< 221 / 330 >

この作品をシェア

pagetop