百鬼夜行と暴走族 壱
近ずくにつれ大きくなってくる
すごい勢いだ...止まることなく屋敷の手前まで来たのが分かった
すると屋敷を囲っている塀を軽々越えてきた影がある
そしてその影は庭へと降り立った
この広間からの漏れた光でその影を見ると
「!」
三匹の狼だった
黒と銀と、茶色と黒が混ざっている三匹
茶色と黒が混ざっている狼は少し身体が小さいけど、後の二匹は三メートルはある
目は灰色だったり金色に光って暗闇だからその光が増強してる
よく見ると尻尾がみんな二尾とか三尾ある、妖怪なのかな
その三匹はすごい勢いで桶の水を飲み始めた
水を飲み終えた三匹は十六夜さんに襲い掛かった
「十六夜さん!」
びっくりして皆で慌てて行こうとすると天堂さんに手で止められた