百鬼夜行と暴走族 壱
「それはそうなんだけど、ね」
と困ったように笑う十六夜さん
「...お前が頼むんなら、別にアタシが引き取ってもいいぜ」
「え、いいの?」
「ああ、だがそれは最終的に総大将である天堂が決めることだがな」
「おお、なら獅蛇。頼んでもいいか」
「おぅ、任せとけ」
...なんかトントン拍子どころかジェットコースターなみのスピードで話が進んだ
宵美もすごく困ってるし
「おい宵美。お前はどうするんだよ」
とここではじめて獅蛇が宵美に視線を向けた