百鬼夜行と暴走族 壱



「え、ぼくは…」


「正直言えば百鬼夜行にとっては足手まといだな。お前を守りながらなんてことは無理だ。お前自信が強くなんねぇと」


獅蛇の言ってることは正直ひどい


でも俺たちも似たようなことやってるから気持ちも考え方もわかるんだ


これも宵美を考えてのことなんだ。だからひどいことだとしても仕方ない


「強く、なりたい」

「なら、来るか?」

「は、はい!お願いします!」



よかった。宵美は何とかなるんだ



「明後日にはここを発つ。準備しろよ」





< 252 / 330 >

この作品をシェア

pagetop