百鬼夜行と暴走族 壱
「さっき話してた十六夜さんてあの白銀の髪の.....妖怪ですよね?」
そのひとたちは顔を見合せて頷いた
「そうだ」
やっぱり、知ってるってことは十六夜さんの友達かな、でも十六夜様って.........
「あのっ、十六夜さんについて!教えてくださいっ!」
どうしても知りたいんだ。どうして突然会えなくなったのか
十六夜さんに何が起こったのか…
必死に頭を下げてると男が頷いた
「分かった、いいぜ」
「本当ですかっ!?」
やっと分かるんだ、12年前のことが!
「だが今日はもう遅い、また3日後ここに来てくれ」
…今すぐ聞きたかったな。3日後まで落ち着くことが出来ないけど、仕方ないよね、準備もあるだろうし
「分かりました、また来ます」
帰りたくないけど仕方ない。十六夜さんについて聞けれるだけよかった…