百鬼夜行と暴走族 壱
「そうだよ、ずっと一緒に居るんだから信用してよね」
胸を張って笑う優希
「おぅ、力になれるかは別だけどな」
晴樹も笑いながら優希を引き寄せる
「フラレたのか?」
「…」
何でだよ
涼、まだ引きずってたのか。ていうか涼は女のことしか頭に無いのか?
雷斗もふっと笑って頷いた
俺は知らない間に皆と壁を作ってたのか
バカだな、皆とずっと一緒に居て友達。いや仲間なのにな
話してみようかな。でも笑われたりしたら…
…皆の笑顔を見るとううん、皆なら大丈夫だと思った