百鬼夜行と暴走族 壱
「じゃあね」
十六夜さんが宵美の頭を撫でる
なんか、うらやましい
「.........はい、ありがとうございました」
頭を上げず俯いたままだ
やっぱり罪悪感があるんだ......
「んなしょげんな。また来るんだからよ」
ちょっと呆れたように獅蛇が宵美の頭を叩く
「はい、獅蛇様...」
「獅蛇といつでもおいで」
じゃあな、また来ると獅蛇は言って行ってしまった
「やっぱり獅蛇かっこいい!」