百鬼夜行と暴走族 壱
「おい、お前ら学校けよ?」
と翔炎が言って皆も天堂さんも中に入って行った
「じゃ、学校送ろうかな?」
「あ、今日はバイク下に停めてあるからそれで行く」
「そうなの?じゃあ麓まで行こうか、ここから下まで結構あるからね」
確かに、石段登ってここに来る間にみんなで何回もくらい休憩しながら登った
「ここまでどれくらいあるんだ?」
雷斗が隣に立つ十六夜さんを見て問う。十六夜さん、女性にしては背が高いから雷斗もそんなに見下ろしてない。優希の頭一個分くらいある
「だいたい千、くらいかな...」
まじ、か。俺たちよく登ったよね
「じゃあ、行こう」
皆で果てしない石段を下りはじめた
すると
「十六夜様~~~!!」