百鬼夜行と暴走族 壱
放課後、皆と昨日の店へ向かった
中に入るともう皆さんがいた
「お、友達も一緒か?」
「はい」
「そうか.........座れ、早速だが話す」
促され席につく。正面で見て改めて思う
妖怪なんだ…暴走族なんてしてるから誰に対しても遠慮とかしないけど、皆萎縮してるから、緊張が伝わってくる
「俺は翔炎だ」
黒い着流しに燃えるような赤い目と短髪。何か、雰囲気から翔炎がリーダーっぽいな
「十史朗」
藤色の着流しを着ている。黒い目と肩についていると黒い髪。この中では一番年上だ
「俺は前鬼だぜ」
濃紺の着流しと黒い髪、紫の目
「…十夜」
短い黒髪と黄色い目。黒い着物だけど、袖が無くて筋肉がすごい二の腕が晒されている。足の部分の着物は凄い膨らんでる。表袴かな……
「あたいは神楽」
肩甲骨までの長さの赤い髪、目は黄色い。サラシを巻いて片方の手を着物から抜いている
「あたしは蓮華です」
少し青が混ざった黒い長髪、目は青く、白い振り袖みたいな重たそうな着物。マフラーというか、ストールをしてる
といった具合にお互いに自己紹介をした