百鬼夜行と暴走族 壱
そこには筆で書いた綺麗な字が並んでた
『琉威、ごめんね。
この手紙を読んでるってことは今私は琉威の傍にいないね。
だけど、絶対また会えるから...
いつでも、どこにいてもあなたの幸せを願ってる』
十六夜さんが居ないと完璧に幸せじゃないのに…
何も知らない俺を何年も放置してさ。でもまた会えるってことは生きてるよね?はやく会いたい、帰ってきてね。
あなたが姿を消したあの時から俺はずっとそれだけ想ってる