百鬼夜行と暴走族 壱
「総大将」
今日のことを話そうとさっき皆で決めた
「十六夜様が、俺たちが守ってきた琉威にさっき真実を話した」
そう告げると総大将の体がぴくっと反応した
「...そうかい」
十六夜様が居なくなって元気が少し無くなったがその総大将を支えてきたのは十六夜様が守り続けていた琉威と...桜李様だった
十六夜様が楽しそうに話すのを一番近くで見てた
だからだと思う
「なんか、言ってたか?」
「ありがとう....ってよ」
「...そうか。ご苦労だったな」
「いや、じゃあ皆疲れてるから休むわ」
「ああ、ゆっくり休んでくれ」