百鬼夜行と暴走族 壱
そうおもった俺は、境遇をはなした。
勝手に話始めたのに黙って聴いてくれた。
でもやっぱりこいつも他のやつと同じかも知れねぇ。
そうおもったが...
『よく頑張ってきたねえ。』
『こんなまだ子供なのにもう強いよ』
『居場所求めてずっと闘っていたのは生きることを諦めなかったってことでしょ?』
_...俺の心を開いた。
「同情しねぇのかよ...」
そういった俺に
『してほしいの?かわってるね。』
と、くすくす笑った。
恥ずかしくなって
「別にそんなんじゃねぇよ!」
と叫んでしまった。