百鬼夜行と暴走族 壱



倉庫に向かう途中、いろんなやつが振り返る


「それにしても、変わってんな。着物なんて」


直哉が隣を歩く十六夜の全身を眺めながら笑った


確かに。女なら着ることもあるんだろうが、着流しって男もんだろ...



「今の服ってややこしいの…着流しは動きやすいから」


今の服って現代人だろ。十六夜は感覚が普通と違うらしい



「…へぇ」


そんな話をしていると倉庫についた


「...本当に、いいんですか?」


「ああ。俺たちの居場所と仲間を紹介する。」


「っていっても作ったばっかだから数えるくらいしかいないけどな」


...50人程度だな



「そうなんですか、楽しみです」







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