百鬼夜行と暴走族 壱

静まったところで始めるか



「紹介する、十六夜だ。そこらの女と違う、安心していいぞ」




「こんばんは、初めまして。十六夜といいます。本来ならば晋吾さんや直哉さんだけでなくあなた方の許可を得なければいけなかったのですが、急なお話でしたのでこのような形でお邪魔させていただくことになりました。よろしくお願い致します」


..シーン


すげえ、あいさつだな。今までの女とは格と雰囲気、全て違う。



「ぜひ、よろしくお願いします!」

「も、もちろん!」

「な、なんて呼べばいいですかッ!」



おい、人気あり過ぎだろ。囲まれて十六夜に近づけねぇ。俺らが連れて来たんだぞ


「十六夜、でいいですよ」

「無理ッス!十六夜さんで!」


「..いいですよ」


微笑んだ


...顔真っ赤


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