百鬼夜行と暴走族 壱
......あれから下の奴等とも話したりして、あっという間に打ち解けていた。
幹部の部屋にはまだ3人。
「皆さん、いい人たちばかりで落ち着きます」
「あんたが初めてだよ、俺たちのことばかりじゃなくあいつらのことを考えてくれたのは」
「それは、嬉しいです」
素直だな、表裏が無いように思える
…それにしても、
「なあ、一回だけ相手してくれねえか」
直哉が驚いた
「何をですか?」
「けんか」
一回だけ試してみてえんだよ