百鬼夜行と暴走族 壱
じっと目をみる、
すると、観念したのか
「...わかりました」
__......
十六夜は刀を抜き、羽織りとともに直哉に渡した。
「行くぞ」
「はい」
そう、言ってかかった。
だが全然当たらねえし、避けるの速え。
顔を見ると薄く笑みを浮かべ、息も乱れてねえ。
あれから結構時間が経っているっていうのに
一瞬足元が狂い、油断した
そこを狙われ、鳩尾に一発。
...終わった、敵わねえ。
「晋吾!」
「ゲホッ」
直哉が駆け寄ってきたが手で制し
「さすがだな」
立ち上がり言った。