百鬼夜行と暴走族 壱
声
side琉威
雷斗の親父さんが来た日から数日。
...ずっと声が聞こえるんだ、澄んだ綺麗な声。
「...い、る......い」
懐かしい...
これは絶対........十六夜さんのもの。
でも、どこから?会いたいからって幻聴まで聞こえるようになったのかな
幸い、夜中で皆寝ていたから倉庫から出た
声に導かれるように足を進めるけど嫌な予感。だって家の近所
着いた先はやっぱり家だった。どうしたら、いいんだろう。絶対あいつがいる。会って何て言えば…ううん、何も言えないし、何か言われるだけだよ
……でも、行きたい
せっかく声が聞こえたんだ。もしかしたら何かのきっかけになるんじゃないのかな
会えるんじゃないのかな……
そんなことを延々と悩んでいたけど埒が明かないから行くことにした
雷斗の親父さんが来た日から数日。
...ずっと声が聞こえるんだ、澄んだ綺麗な声。
「...い、る......い」
懐かしい...
これは絶対........十六夜さんのもの。
でも、どこから?会いたいからって幻聴まで聞こえるようになったのかな
幸い、夜中で皆寝ていたから倉庫から出た
声に導かれるように足を進めるけど嫌な予感。だって家の近所
着いた先はやっぱり家だった。どうしたら、いいんだろう。絶対あいつがいる。会って何て言えば…ううん、何も言えないし、何か言われるだけだよ
……でも、行きたい
せっかく声が聞こえたんだ。もしかしたら何かのきっかけになるんじゃないのかな
会えるんじゃないのかな……
そんなことを延々と悩んでいたけど埒が明かないから行くことにした