百鬼夜行と暴走族 壱
倉庫に着いて幹部部屋に入ると皆起きていた
「ぁ、起きてたんだ」
「どこ行ってたの?」
正直に話そうかな、もう十六夜さんや翔炎たちのことを知ってるから
「声が聞こえてさ...」
「声?」
「うん、十六夜さんの」
「.....」
「それで、家に帰って部屋の引き出しあけたらこれがあったんだよ」
机の上にアルバムとペンダントを置くと皆が見つめた
「...見てもい?」
「うん、」
おずおずとアルバムを指差す涼に頷くと皆アルバムを捲り始めた