百鬼夜行と暴走族 壱
改めて俺も見てみた
...ペンダントと同じ写真
桜の大樹の枝に座ってる写真
何かを食べて喉につまりむせているっぽい俺を笑う十六夜さん
刀を俺に持たせてくれている写真
頬と頬を擦り合わせている写真
まだまだある
「す、すげえ美人」
声が上擦っている涼は目を見開いてる
「こんな美人、見たことねえ」
優希以外の女に興味がない晴樹も目を見開いてる
「う、うん。大人の女性って言葉がぴったり」
そんな晴樹を咎めず自分も頬を染めている優希
「…親父が惚れるのも分かる」
女をあまり綺麗と言わない雷斗が誉めてる
…なんか、嬉しいな