私の彼氏は特殊捜査官

琴美side

「あんまり警察は来てないね。

舐められたもんだ」

ミキヤは鼻で笑いながら、

私を見つめた。


「あんたちなんて、あれだけで十分よ」


・・・

あの中に、秀がいるとは思ってなかった。



「さ、お姫様は、ここで見学しててもらうよ?」


ここは、

××銀行の二階。


なぜか私たちは、

警察に見つかることなく、

今ここにいる。


・・・

椅子に縛られた私は、

身動きが取れなかった。



「ゲーム開始」


鼻歌交じりにミキヤが呟いた。
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