私の彼氏は特殊捜査官
全くと言っていいほど、

人気のない道で、

視線を感じるのはおかしい。


・・・

しかもその視線は、

殺気そのものだった。


俺一人なら何とでもなるが、

…横には琴美がいる。

大事な琴美に何かあっては

遅すぎる。



オレは琴美を抱き寄せた。



「え?ちょ、ちょっと。

こんな道の真ん中で何するの?」



琴美がアタフタ。


オレは何事もないように、

微笑んで見せた。


「キャッ!秀何考えてるの?!」

お姫様抱っこしたオレは、

琴美の家に走った。



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