私の彼氏は特殊捜査官
ミキヤが私の顎を持ち上げた。

「何よ?!」


「琴美、お前、どこからその話

聞き出した?」


「…だから、

小耳にはさんだって言ったでしょ?」



ミキヤがため息をついた。


「まあいい・・・

オレの標的は変わらない。

例え撃ったのが違うやつでも、

必ず助けるって言ったのは、秀だからな」




「…考え直してよ。

私にとっては、大事な人なの」



「俺には関係ない・・・

話は済んだな?」

ミキヤは、言い終わると、

部屋を出ていこうとした。


「琴美」

立ち止まったミキヤが、

私を呼んだ。
< 64 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop