私の彼氏は特殊捜査官
「前園さん」


「…大丈夫だ。

大したことはない・・・」



秀が、前園さんを支えている。



「ミキヤ、それおもちゃだって・・」



ミキヤがクスッと笑った。


「アイツらの本物に比べたら、

これはおもちゃだよ。・・・

そして、今の弾が最後の弾」


「…ミキヤ」


…ミキヤがまた私に銃を向けた。


「秀、お前、何で助けるって言ったのに、

美樹はあんなことになった?」


…ミキヤの声が少し震えた。


「あれは已むおえない事故だった。

オレにはどうしようもなかった」

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