*秘密の甘々授業*
そして、隼人はゆっくりと話し始めた。
「実は、俺と翔太は同じ人を好きになった。今さっきの台詞は、その子への2人からのメッセージなんです。」
すると、水野くんも口を開いた。
「その子は隼人のことがずっと前から好きでした。俺も、ずっと前からその子が好きで、隼人のことが好きとわかったときは諦めようと思いました。でも、その子は隼人のために何度も何度も涙を流していました。俺は2度とそんな姿を見たくない。だから、俺も諦めないことにしました。」
速水さんは2人の言葉を聞いて、優しく微笑んだ。
「その、おまえらの好きな子はこのドラマを見てくれるのか?」