恋愛、友情。ときどき涙。


「……あたしも離れたくないです」


え…………。

今……何と……?


音羽を見ると、音羽は顔を真っ赤にしながらうつ向いていた。


そんな音羽が可愛くて……俺は思わず抱きしめていた。


「あ、あの………」

「……可愛すぎ」

「へっ……!?」


何か今日は思ったことが全部口に出る……。

観覧車マジック?

……今日こそは頑張ろう。

告白するんだ……!


「音羽……あのさ……俺……お前のこと……」

「あ、着きましたよ!」

「え?」


観覧車はもう地上に戻ってきていた。


ちょっ……タイミング悪すぎ……。


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