恋愛、友情。ときどき涙。


「可愛い~……小動物みたいだね!」


だろ?と心の中で得意気になる俺。

本当に可愛いんだって。


「あたし、相川沙希。
一応結城君の元カノです」


お、おい……言っちゃうのかよ……。

焦って音羽を見ると、音羽は大して驚いた様子もなく苦笑いしながら相川を見ていた。


「知ってます……」

「「え?」」


これには俺もビックリ……。

俺話したっけ?

それとも隆やんが……?


「この前……昼休みに先輩達が話してるの聞いちゃったので……」


昼休み……?

あぁ……音羽が来なかったときの……


……見てたのか。

相川と話してたところを……。


< 132 / 220 >

この作品をシェア

pagetop