恋愛、友情。ときどき涙。
私が尊敬の眼差しでじっと見つめていると、女の子と目がぱっちり合った。
驚いて慌てて目をそらす私。
見てたのバレた……!?
ど、どうしよう……変な子に思われたかな!?
私が一人で焦っていると、すぐ近くに人の気配がした。
ゆっくり顔を上げてみると、そこには……
「はじめまして。
矢崎音羽です。よろしくね」
にっこりと私に微笑みかける
矢崎音羽ちゃん。
―ヤザキ オトハ―
「ここ、こちらこそ!
よろしくお願いします!」
どうしよう、話しかけてもらっちゃった……!
嬉しさが込み上げてくる私。
ていうか、近くで見るとますます可愛い……。
小動物みたい!!