†蝶鬼鈴†

少したち、私は沖田さん達と共に。


夜の祭りへと出掛けた。



ザワザワ ドーン

祭りは、とても賑やかで私の心ははね上がっていた。


「ずいぶん楽しそうだね?」

沖田さんが、珍しく優しい笑いをして話かけてきた。


『あっ。…はい!初めてです、お祭りに来たの。』


周りは、太鼓の男や人の声でうるさかった。


「そっか。」

何かをさとったのか、あまり驚いていかなかった。


今、思えば。
新撰組の人達皆と、出掛けたのは初めてだな。



私は、夜の光と音に酔っていった。


チリン~


と同時に、どこからか鈴の音がした気がした、
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