†蝶鬼鈴†


何がおこってるの。

目を固くつぶったが、まるで香水のように血の匂いが私にまとわりつく。



すると、前の方から何かを金属を引きずる音が聞こえた。


恐る恐る目を開けてみると、奥の方から誰かがこちらに来るのが見える。

だ、れ?



人間………?

いや、また何か別のような気がする。


だんだん私は、体の異常な震えに気づいた。



手で自分わ包みこむが、一向に止まらない。



何を、今私は恐れているの………。



その間にも、近づくなにか。




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