†蝶鬼鈴†
said 幹部
said 幹部
2人が部屋から出て、行った後。
「……………。」
静まりかえっていたが。
沈黙を破ったのは永倉さんだった。
「…おい、おい。まぢかよ。俺、女の子に手をあげちまったのか?」
「傷…残っちまうよな。」
原田が口にした。
だんだん、みな、暗くなっていく。
「女なら、他にやり方があったんだがな…。」
土方さんも、大きなため息をついた。
男でも、辛すぎる拷問だ。女ならよほどの苦しみだろう。
「とりあえず、こればかりは詫びをいれよう。」
近藤さんに続き、幹部全員が小さく頷いた。
沖田さんでさえも、初めは面白がっていたが。
今では、そんなこと消えていたのだった……。