†蝶鬼鈴†
…………
話が終わると、皆驚いていた。

無理もない。
あんなに、おとなしい女の子が。
暴れ、刀が使えたんだ。

そして再び
重い沈黙が流れる……。



「まさか…あいつが?」

土方さんが、口を開いた。
「信じられねぇ」
原田さんも続いて言う。

しかし、全て真実だ。

その時。
山崎さんが、入ってきた。

「失礼します。」

「山崎!!どうだった?」


「はい。一応、一命はとりとめましたが、いつ目が覚めるかどうか。」

きっと、あの時のショックが大きかったのだろう。


山崎さんは、報告をすると出ていった。
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