†蝶鬼鈴†
皆の足音は、私が寝ている部屋の前で止まった。
障子があく。
そこには、変わらない皆の姿があった。
…良かった。
「静乃ちゃん!!!!!」
私が、起きているのに気づいた、沖田さんが叫ぶ。
声大きいよ…汗
体に響くんだけど。
「なっ…なに!!」
皆、ぞろぞろ入ってくる。
「良かった。目が覚めたんだね。あの時は死んじゃうかと思ったよ。」
沖田さんが、心配そうに私を見てくる。
何か、よく覚えてないんだけど…
皆に心配かけちゃったな。
「ごめんさ…ぃ」
私は、皆を見て謝った。