ありがとう ~私の生きる力~
「琴葉、琴葉っ」
何度も名前を呼んで手をつかもうとするが、
足元のコケのせいで、上手く立てない。
「きゃっ」
気付いたら、自分も溺れている。
上手く立てない。
こんなに深かった?
考えれば考えるほど立てなくなる。
「琴音、琴葉っ!」
何度も名前を呼んで手をつかもうとするが、
足元のコケのせいで、上手く立てない。
「きゃっ」
気付いたら、自分も溺れている。
上手く立てない。
こんなに深かった?
考えれば考えるほど立てなくなる。
「琴音、琴葉っ!」