Bitter Kiss.
「苺は南だけがずっと好きだよ!!

これから先もずっと!!!」

疑って欲しくなくって、
安心して欲しくって、
伝えたくって、

必死に言った。

「・・・

こっち来て」

南に促されて、
おずおずと近付く。

ギュッ

南に抱きしめられる。

南の体温が好きだ。

そして、
不意に、

キスする。

「ん・・・」

違和感を感じて唇を離した。

「南なんか食べてる?」

「ん?あぁアレ?」

机の上を指差す。
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