Bitter Kiss.
「ありがとうっ秋先輩っっ」

何とかミサ達を撒いて秋先輩に頭を下げた。

「苺ちゃん危ない橋渡ってんね~

言い訳は用意しときなよってか

苺ちゃんには後ろめたいような事ホントは似合わんからね~」

ちょっと釘刺されたって感じ?

「で、南とはうまくいってんの?」

秋先輩が聞いてくる。

うまく・・・いってるって言うのかなぁ・・・

言葉に詰まる。

「俺に連絡くれないって事はうまくいってるって事だね~。

寂しいけど苺ちゃんが幸せならいっか♪」

「秋先輩・・・」


ブルルッ

握り締めてたケータイが震えた。
< 59 / 90 >

この作品をシェア

pagetop