あやなき恋
そうして、私は猫になった。
お店ではお客さんの機嫌を取り、笑顔を振りまく日々。
ママのお店は落ち着いていて、変なお客さんも少ないから働きやすい。
古めかしい町のスナックって感じで、きらびやかじゃない所がすぐ気に入った。
他のボーイの人やお姉さんたちとも仲良くさせてもらってる。
化粧もそこそこに、私はお店に向かって掃除をすることにした。
部屋からは歩いて5分もしない所。
私はくる途中に頼まれていたトイレットペーパーと電球を買ってお店に急いだ。