信仰一家
客『ここから邪悪なるものを感じていてもたっていられずベルを押しましたが、
あなたは神を信じ』
私『足りてます!!』
また、なんかの宗教の勧誘か…
最近多いんだよね。
とにかく家族のみんなに気付かれる前に
母親『あら、お客さんがいらしてたの。どちらさんですか?』
まずい…
客『いや、奥さん。驚かず聞いて下さい。
ここから邪悪なる』
私『母さん!このかたは駅までの道を訪ねてるだけだから私がきちんと案内しとくから大丈夫!』
母親『そうなの。わかったわ母さんも、まだ祈りの最中だから』
客『奥さん、邪悪なるものが背後に!』
祖父『どうしたのじゃ騒がしい』
客『で、出たな悪霊』
祖父『わ、ワシに向かって悪霊とはなんじゃ悪霊とは!』
母親『まあまあお父さんこのかたは駅までの道を訪ねて』
祖父『断じて許せん!神風によってお主を成敗してくれるわーゴホッ』
母親『お、お父さん
だ、誰か救急車を呼んでー』
そしてじいちゃんは
この日、帰らぬ人となった。