太陽の竜と闇の青年


お風呂からでた私は男装をして部屋からでた。


丁度出会ったのが(多分)壱だった。


「あっ壱!」


私が声をかけると壱は驚いた表情になった。


「よく分かったな」


私はニッコリと笑った。


「雰囲気だよ、雰囲気☆」


壱は微笑を浮かべた。


「壱!!今日こっそりココを出ようと思うの」


壱は首を傾げた。


「いやそれは別にかまわないが、シャンリンたちには言ったのか?」


私はポンッと手を打った。


「それのことなんだけど、リクとジンはまだここに滞在するらしいんだって。カリナとまだ一緒にいたいらしいよ。ラブラブだよね。あ、シャンリンにはバイバイは言ったんだよ。シャンリンはシャナに見つからないように出たらいいですよだってさ。ハヤトは外に出してあるんだって。私の部屋から飛び降りようと思うんだけど……。どうかな?」


私が壱にたずねると、壱はポンポンと私の頭の上に手をおいた。


「別にかまわない。クラウドは俺が担いだんでいいんだな?」


私はうんうん!とうなずいた。


「ありがとね♪♪」
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