太陽の竜と闇の青年
湯についてさらしを取っている時に、サクラが先に湯に行き石鹸などの準備をしてくれる。
「サクラ~。湯の準備できた?」
すると、中からはぁいというくぐもった声がした。
私は扉を開けて中に入った。
「うっわぁ、熱そう……」
私はあまり熱いお湯は好きじゃない。
だから、先にフウを入れさせることが多い。
そのことにフウもそれを承知で毎日先に入ってくれていた。
だけど、今日は先に入らなかった。
これはすっごく珍しいことだった。
だから、なんとなくフウに何かあったのか聞いてみたら、まさかのまさかのドンピシャだったなぁ……。
「フウさぁ、どうするんだろうね?」
私は恐る恐る湯に足をつけながらサクラに聞いた。
「さぁ?どうするんでしょうか?」
チャポンと体全部入って呟くように言う。
「やっぱり、断るのかな?」
すると、サクラが首を傾げて言った。
「どうなんでしょうか?しかし、この前は断髪までしたほどですものね。それほど嫌だったんでしょう」
私は顔までポチャンとつけた。
うーん……。
双子なのにフウの考えてることがぜんぜんわからない……。
「ねぇねぇ、フウの許嫁ってどんな人なの?」
私が顔をあげてサクラに聞いた。
すると、サクラは少し難しい顔をして言った。
「それが……。若様とラカさんしか見たことがないんです。若様の許嫁が会うのは若様とラカさんだけがいいっておっしゃって……。まぁ、王には一度は会っているらしいですけど」
ふぅ~~ん。
物珍しいなぁ。
「一回会ってみたいね。その人に」
意地悪そうな顔をして私はサクラをみた。
そのとき、サクラは胃が痛むのを感じた気がしたのか胃に手をやった。
「私、まだ何も言ってないんだけど」
するとサクラは微笑しながら言った。
「姫様がそんな顔をされたときは、絶対に何か思いついた顔です」
私は、にへらぁと笑った。
「サクラ~。湯の準備できた?」
すると、中からはぁいというくぐもった声がした。
私は扉を開けて中に入った。
「うっわぁ、熱そう……」
私はあまり熱いお湯は好きじゃない。
だから、先にフウを入れさせることが多い。
そのことにフウもそれを承知で毎日先に入ってくれていた。
だけど、今日は先に入らなかった。
これはすっごく珍しいことだった。
だから、なんとなくフウに何かあったのか聞いてみたら、まさかのまさかのドンピシャだったなぁ……。
「フウさぁ、どうするんだろうね?」
私は恐る恐る湯に足をつけながらサクラに聞いた。
「さぁ?どうするんでしょうか?」
チャポンと体全部入って呟くように言う。
「やっぱり、断るのかな?」
すると、サクラが首を傾げて言った。
「どうなんでしょうか?しかし、この前は断髪までしたほどですものね。それほど嫌だったんでしょう」
私は顔までポチャンとつけた。
うーん……。
双子なのにフウの考えてることがぜんぜんわからない……。
「ねぇねぇ、フウの許嫁ってどんな人なの?」
私が顔をあげてサクラに聞いた。
すると、サクラは少し難しい顔をして言った。
「それが……。若様とラカさんしか見たことがないんです。若様の許嫁が会うのは若様とラカさんだけがいいっておっしゃって……。まぁ、王には一度は会っているらしいですけど」
ふぅ~~ん。
物珍しいなぁ。
「一回会ってみたいね。その人に」
意地悪そうな顔をして私はサクラをみた。
そのとき、サクラは胃が痛むのを感じた気がしたのか胃に手をやった。
「私、まだ何も言ってないんだけど」
するとサクラは微笑しながら言った。
「姫様がそんな顔をされたときは、絶対に何か思いついた顔です」
私は、にへらぁと笑った。