天使衣の悪魔(仮)
「親父に言われただろ、魔力が弱まるって」

「そんなこと言われても…」

「俺も魔力が弱まったのか?」

「ああ。人間界に来ると弱まるらしい。だけど少しだちょっと不便になるだけだから…」

「来夢に我慢しろって言うの?無理だよ!」


目の前にはふくれっ面の来夢とどれができてどれができないか色々試す健人。

健人は大丈夫そうだな。

笑ってるし。

来夢はショック受けてる…。

そしていきなり消えいきなり戻ってきた健人。


「おい来夢、瞬間移動はできるぞ!」

「うん…。」

「物を移動させることもできる!」

「うん…。」


健人なりに励ましてくれてるのかもしれない。


「来夢。ちょっと力が弱まっただけじゃん。無くなったわけじゃない。これ以上すねてるんだったら魔界に帰れ。」

「分かった…。」

「えっ?ほんとに帰んのか?」

「帰んないよ。拗ねるのやめた!別にいいもん開き直ってやる!」


突然来夢が持ち上げたベンチ。

ベンチがなくなったとともに現れた来夢の友達。

やべぇ…

コイツ隠れてんの忘れてた…。
< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop