天使衣の悪魔(仮)
「優乃は?いないの?」

「いるよ1人。お兄ちゃんがね。」

「来夢と一緒だ。」

来夢も2人か…。

そこからお兄ちゃんトーク開始。

歳とか良いとこ悪いとこ。

学校とか職業とか。

来夢は悪いとこしか言わなかったけど。

それからしばらくしゃべっていきなり言われたひと言。

「優乃はメルヘンチックだね。『私、王子様待ってるの。』とか言いそう。」

健人に心を読まれた。

ここまで当てられたのは初めてだ。

まぁ隠してもしょうがない。

来夢はいい友達になれそうだから言っちゃう。


「私、王子様じゃなきゃ好きにならないよ。」

一瞬で効率いた空気。

来夢の嘘でしょという目。

健人が口をあけてる。


「そんなに引くことかな…。」

「うん引く。」

来夢は正直だ。

「なんで…?」

「いい?恋なんていつか終わるの。だから誰でも同じ。もう高校生だよいつまで夢見てんの…。」

眼が怖い。

なんかありそう。

そう思ったけど忘れることにした。


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