扇情
匂い
「……っ、先生、私やっぱり、ダメ…です。」
「早くしろ、時間がない。」
「…でもっ。これで、…いいですか…?」
「…へぇ。お前結構、自信あるんだな。」
「そんなっ、先生、意地悪言わないでください…。」
「早くしろよ。…まず、触って確かめろ。」
「…太い、です。でもっ…怖いです。…きっと入りません。」
長かった夜勤も残すところ1時間。使用物品の片づけをしていた私の耳に飛び込む会話。
…朝っぱらから何の会話よ!?