天神学園高等部の奇怪な面々26
渋々と。

「ち、ちょっとだけですよ…?」

虹華は海の家を出て、波打ち際まで歩いていく。

ワクテカでそれについていく面々。

軽く目を閉じ、呼吸を整えると。

「「おおおおおおおおっ!」」

水平線の彼方に、特大の虹が出現する。

「凄い凄い!」

秋帆にしがみ付いて大興奮するスペシャルハレンチ。

「雨上がりでも、あんなはっきりした虹なんて滅多と出ないのに!」

つりめも興奮気味なのか、ネコミミと尻尾が動きまくっている。

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