天神学園高等部の奇怪な面々26
楽しい時間というのはあっという間に過ぎるもの。

海水浴もそろそろお開きだ。

「何か帰りたくないなぁ…」

更衣室で着替えを済ませ、歩きながらスペシャルハレンチが口を尖らせる。

「また来ればいいじゃないですか、夏は始まったばかりですよ」

こはくがスペシャルハレンチの頭を撫でた。

「今度は弟さんや龍太郎一味の他の皆さんも一緒に来たいですね」と秋帆。

「すー達も連れてきていいですか?」

こはくが笑う。

「ならコスプレ部も参加するぜぇ」

銀が対抗するように言う。

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