天神学園高等部の奇怪な面々26
と。

「こはく先生」

そこへ眼鏡男子が歩いてきた。

真面目な彼は、仲間達の為に売店で人数分の飲み物を買いに行っていたらしい。

両手にビニール袋を提げている眼鏡男子。

(そうだっ)

こはくは考える。

彼はアリスカの彼氏だ。

他人に見せるのはよくないが、眼鏡男子にならば、この『傑作』を譲り渡すのもよかろう。

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