愛いっぱいCHU
先生のいる学校へ・・早くいきたい。

会いたい、話したい。

・・私・・ホントダメみたい・・。

先生がいないと。一日顔合わせなかったら耐えられない。

一瞬が我慢できない。







「1時間目おくれちゃったねー」

あれからけっこう猛ダッシュで学校まで来たんだけど・・

時間内に間に合わなかったみたい・・。

「うわーー・・私一時間目、お兄の授業だ」

「えーーーっ、いいなーーっ」

私は校門前で思わず大声を上げてしまった。

先生の授業・・受けてみたいよーー。

「いくないよー、全っ然。遅れたら恐ろしいよー。あぁーー考えたくないっっ」

そ・・そんなに恐怖なのかしら・・?

先生の授業・・。

「だってあの目で睨むんだよ?気迫が伝わってくんだよ?」

沙都はいやな顔をしながら私に言った。

たしかに怖いかもしんない・・それは・・。

でも私も一回先生の授業受けてみたかったなー。

教壇に立ってる先生・・。考えただけで顔がニヤける。

んー・・来年こそは先生の授業受けられたらいいのになぁ・・。

・・んー、その前に・・間近に迫ってる学年末テストかー。

やだなぁ・・。






「せーんせっ」

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