愛いっぱいCHU

私は赤くなった顔が恥ずかしくって下を向いたまま顔を上げることができなかった。

そして先生はそんな私のあごをくいっと持ち上げた。

目の前には先生の顔が真正面・・・。

なぜか少しこみ上げてきた涙が目からこぼれないように必死に我慢をしていた。

「・・泣いてんじゃねーよ・・」

と・・先生のそのひと声で涙が一粒頬を伝った。

その涙を先生が優しく拭ってくれた。

「先生・・？」

今日の先生・・なんだか優しい・・。

本当に・・本当の恋人みたい・・。





すでに次の授業のチャイムは鳴り響いていた・・。