愛いっぱいCHU
こんなこと本人に言ったら血の雨が降るくらい激怒するに違いないんだろうけど・・。

「わかったよ、先生」

私は家の門扉を開けて中に入った。

その奥にある玄関に行く前にもう一度先生の方を振り返った。

・・サッサと家に入れよ!といわんばかりの顔だね・・先生。

「センセ?」

「なんだよ」

「疲れきっててフラフラの私のこと心配して家まで送ってくれてありがと」

私はニッコリした笑顔で先生を見つめた。

そして間髪いれず私は先生の唇にキスをした。

みじかい一秒ほどのキスだったけど先生の表情はこないだエッチしたときとは比べ物にならないくらい真っ赤だった。

エッチの時なんて余裕で冷静で・・私の方がどうにかなりそうなくらいだったのに・・。

先生はこんな甘々のシチュエーションには弱いんだね・・。

「じゃっ、じゃあ俺かえるから」

そう言って先生は足早に私の前から去っていった。

家に帰り着くまでにはいつもどおりに戻ってないと沙都になんて思われるかわかんないよ、先生?

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