愛いっぱいCHU
「こっちにこい、あすか」

「え?」

なんだかよくわからない呼び出しに私は応えるしかなかった。

移動した私は先生の前に立った。

「なにしてんだ、座れ」

「は、はい・・」

えーー、まさか怒ってとかないよね・・?

なんだかものすごい緊張感が・・。


ビビっていた私は先生に背中を向けて座り込んだ。

なんだろ・・まさかお説教とかされないよね・・。

この期に及んでまさかテストの化学の成績について・・とか?

て、ゆうか先生さっきの私の話・・聞いてたよね?



まさか私の要求、完全無視!?


なんだかいろんなことが頭の中ぐるぐるしてる・・。





「え・・・」

先生が急に後ろから私のことを抱きしめた。

「せせせせ、先生!?」

私は突然の出来事にいままで頭の中でぐるぐるしていたいろんなことが吹っ飛んだ。


「なんだよ・・恋人だろ?」

「こい・・びと・・」

い、いや、そうなんだけど!いや、うれしくてしかたがないんだけど、こんな扱い・・慣れてないからどうしていいのかわからないよ・・。

私はそっと先生の顔をみた。


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