愛いっぱいCHU
え・・?だれ・・?
私は目線を上にした。
「な・・直哉・・!?」
突然の再会に驚きが隠せなかった。
同じ地元であれから出会うことがなかったのが不思議なかんじだけど、よりによってこんなときに・・こんな惨めな姿で会いたくはなかった・・。
かつての恋人に・・。
彼が私にしてきたことを忘れることはできない・・・。
だけど・・直哉のことを恨むこともできなかった。
「お前・・なにしてんだ・・?」
「あ・・今・・転んじゃって・・」
涙と雨ででぐしょぐしょになった顔を下に向けたまま答えた。
「どんくせー・・」
直哉は呆れた声でそう言った。
「ホラ、立てよ」
思いがけず手を差し伸べてくれた。
私はその手をたよりに自分の体を起こした。
「お前なんかどうなろうと知ったこっちゃねーけど、とりあえず送ってやるからしっかり歩け!」
直哉・・・。
なんだか不器用に優しい・・。
私は直哉の言う通りにした。
実際もう誰かに寄りかからないと歩くこともできなかった・・。
なんだか・・今の自分の心と同じだな・・。
ポツポツと相合傘で歩く直哉と私・・。
私はボソッと口を開いた。
「直哉・・・」
「なんだよ?」
「・・好きな人に・・好きって言えないってことは・・好きじゃないってことかなぁ・・・」
私は目線を上にした。
「な・・直哉・・!?」
突然の再会に驚きが隠せなかった。
同じ地元であれから出会うことがなかったのが不思議なかんじだけど、よりによってこんなときに・・こんな惨めな姿で会いたくはなかった・・。
かつての恋人に・・。
彼が私にしてきたことを忘れることはできない・・・。
だけど・・直哉のことを恨むこともできなかった。
「お前・・なにしてんだ・・?」
「あ・・今・・転んじゃって・・」
涙と雨ででぐしょぐしょになった顔を下に向けたまま答えた。
「どんくせー・・」
直哉は呆れた声でそう言った。
「ホラ、立てよ」
思いがけず手を差し伸べてくれた。
私はその手をたよりに自分の体を起こした。
「お前なんかどうなろうと知ったこっちゃねーけど、とりあえず送ってやるからしっかり歩け!」
直哉・・・。
なんだか不器用に優しい・・。
私は直哉の言う通りにした。
実際もう誰かに寄りかからないと歩くこともできなかった・・。
なんだか・・今の自分の心と同じだな・・。
ポツポツと相合傘で歩く直哉と私・・。
私はボソッと口を開いた。
「直哉・・・」
「なんだよ?」
「・・好きな人に・・好きって言えないってことは・・好きじゃないってことかなぁ・・・」